ビタミンCは、熱や水洗い、空気にふれるだけでも減っていくという性質がありますが、みかんは袋に包まれ皮に守られていることで、ほかの果物や野菜と比べてビタミンCやビタミンPを効率よく摂取できるのです。
また、みかんの黄色の色素成分であるβ-クリプトキサンチンは、強力なバリアーとなって 細胞を攻撃する発ガン性物質や活性酸素から守る働きがあり、ガンの抑制に効果があることが分かっています。βクリプトキサンチンは特に温州みかんに多く含まれていて、その含有量はバレンシアオレンジの14倍、りんごの104倍にも上るそうです。
また、みかんに多く含まれているビタミンCは、シミやソバカスの原因となるメラニン色素を抑え、 ビタミンA(カロチン)はお肌に潤いを与えるという美肌作用もあります。ビタミンCには、血液中のコレステロールを減らして善玉のコレステロールを増やすという働きもあり、血行を促進して動脈硬化を防いでくれます。
さらに、ビタミンPとの相乗効果によって血管が強化されるので、体の表面だけでなく体の中もきれいにしてくれるのです。(みかん百科より)