みかんづくりの一年の行程を、季節毎にご紹介しています。
新緑の季節みかんの木も新芽(黄緑色)が次々と出てきます。葉っぱの多い木は、たくさん光合成ができるので、栄養分が隅々まで行き渡ります。 |
花の開花4月下旬~5月上旬にかけて、みかんは白い花を咲かせます。 |
防除(ぼうじょ)気温が上昇してくると、みかんの木には害虫や病気が着きやすくなります。 |
草刈り草刈りは、冬以外、年中行っています。 |
肥料撒き落葉しかけている木や、実を多く付けている木には、栄養を与えるために多めに撒きます。 |
摘果(てっか)果実の大きさを揃えるために、小さい実やキズが付いている実を中心に、ちぎり落とします。 |
水捲き不知火(デコポン)とはるみみかんは、特に水が重要です。 |
サンテを被せる不知火(デコポン)とはるみみかんに、白い布(サンテ)を被せます。 |
籾殻捲きお米農家さんから籾殻をもらって来て、畑に撒いています。 |
収穫10月下旬頃になると、極早生みかんを皮切りに、早生みかん、南柑20号、尾崎みかん…の順に収穫が始まります。 |
選果(せんか)収穫したみかんは、きれいに磨いて、大きさやキズの有無などによって選別しています。ワックスは、かけません。 |
箱詰め、出荷10kg入りまたは、5kg入りの箱に箱詰めして、主に、青果市場に出荷。 |
貯蔵ネーブル、不知火(デコポン)、はるみみかんは、年が明けてから出荷するので、新聞紙に包んで倉庫で貯蔵します。 |
堆肥捲き農協の堆肥センターから、袋入りではなく、トラックにドサっと分けてもらって来て、畑に撒いています。 |
石垣の整備まとまった雨が降ったりして石垣内に水が溜まり、崩れることがあります。 |
石灰の散布畑の土壌は酸性になりやすいので、石灰を撒いて中和させます。 |
剪定(せんてい)枝や葉っぱに、日光がまんべんなく当たるように、余分な枝を除去します。 |
みかん畑は1~2年放置してしまうと、雑草が覆い茂るだけでなく、木にカズラが這い上がり、すぐに雑木林や密林のようになってしまいます。
病害虫が多く発生し、栄養不足で実が固くなり、美味しいみかんができなくなります。
そうなってしまうと、元の畑に戻すことは、非常に困難です。
高齢化や後継者不足で耕作放棄地になると、みかん山が数年で、ただの荒れた山になってしまいます。
せっかく父たちが山に入って開墾して作ってくれたみかん畑ですから、いつまでも美味しいみかんが作れるようにしていきたいです。
そのためにも、たくさんみかんを食べてほしいです。
これは、全国のみかん農家さんの願いだと思います!